令和6年度「東京都高圧ガス防災訓練」への参加について
update:2024年11月2日
目 的
圧ガスを取り扱う事業所等における防災意識の高揚、緊急措置技術の向上、自主防災組織及び関係機関との連携の強化。
実施日時
令和6年10月17日(木)13時30分から15時20分
場 所
都立葛西臨海公園第三駐車場
参 加 者
約500名(西多摩支部:6名)(約450事業所)
協力機関
警視庁葛西警察署、東京消防庁葛西消防署
主 催
東京都、東京都高圧ガス地域防災協議会
参加機関
東京都、東京都高圧ガス保安協会、東京都LPガス協会、東京都LPガススタンド協会
本訓練に東京都LPガス協会西多摩支部から支部会員、および西多摩地区の中核充填所が参加、演習を行った。
1.実験
A.アセチレン逆火阻止実験
アセチレンガスの逆火の衝撃と、逆火防止装置による安全性確保を確認。
B.カートリッジ缶燃焼破裂実験
容器内に100%近くガスが残って要る場合、ほぼ使い切った状態のカートリッジ缶での燃焼破裂を実験実施し、破裂した場合の衝撃を確認。
2.基礎訓練
(1)LPガス容器流出防止訓練の様子
充填されたLPガス容器でも水に浮き流出の恐れがあることを確認し、流出防止のための容器固定チェーンの2重掛けの重要性を再確認。
(2)LPガス消化訓練の様子
(3)高圧ガス移動基準遵守訓練
(4)LPガス容器バルブガス漏れ及び緊急収納容器へのガス容器収納訓練
(5)その他
3.総合訓練
(1)液化塩素の重点された50kg容器5本積載のトラックが、乗用車と接触事故により、積載中の50kg容器が3本転落し内2本のバルブ損傷液化塩素の漏れが発生した事故の対応訓練。
事故による塩素漏洩事のための、所轄警察署・消防署と連携を取りながら、地域住民の安全確保と、散水による拡散防止を行いながら漏洩容器への防災キャップでの対応および収納器への格納を実施した後、風下での塩素濃度測定による安全確保を確認後、避難解除を行うまでの一連の流れが訓練実施された。
日常のLPガスの配送においても、交通事故等を起因とした災害は起こる可能性があるため、ガスの違いはあるが今回の総合訓練における所轄警察署・消防署との連携した対処方法は現実的で大変有意義であった。
以 上